2011年11月10日木曜日

ノックを考える⑨ ~「切り捨て」の感覚~

ノックについての続き。
だいぶ長くなり、前回は威力偵察の話だったのでノックとは少し違った。
これまでの大筋なまとめを最初に記す。
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①ノック部隊の総攻が相手側の総防の1/4以下かどうか?

YES → 相手の被害は必ずノック兵数以下。
NO → 被害兵数公式によって相手側の被害が決まる。
(相手被害がノック兵数以上になりえた場合はこのケース。)

②「兵被害の限界点」=ノック部隊の兵数が、総攻の2%以下なのか?

YES → ノック部隊の兵数=相手側の削れる兵数 (誤差部分は切り捨ての影響)
NO → 被害兵数公式によって相手側の被害は決定

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①の判定は大抵ほぼ99%常に「YES」だろう。
なので、ぶっちゃけ①の条件はスルー。肝心なのは②。

要は、ノック部隊の総攻の2%以下の兵数で相手に突っ込めばノックになるんだろ?

バランスノックじゃないと相手の防御構成は分からないよ、という条件を付ければ完璧。
・・・part1~part4で一番言いたかった流れは、これだけで済んでしまうような(笑)
簡潔で分かり易い文章を書く。永遠のテーマです^^;

今回はpart3でやった「切り捨て」の部分を更に深めてみようかな、と。
ノックを考える③ ~「切り捨て」について~

part3では・・・

被害兵数を分配する内部計算の時、各武将毎に小数点以下を「切り捨て」ている
一般に、相手側の武将数が多い=「切り捨て」が多くなり、その分削れる兵は少なくなり易い

というボンヤリした事を述べただけで終わってしまっていたので^^:

◆    ◆    ◆

まず、被害兵数は各武将に分配される時には、小数である。
そして各武将毎で「切り捨て」が一回行われると、0~0.999・・・だけ全体の被害兵数が削られる。

これは当たり前ですね。
では「切り捨て」一回当たりで全体の被害兵数は平均どれぐらい削れるのか?

→最小0と最大ほぼ1の平均…0.5。
各武将の「切り捨て」量を平均すれば、大体一回あたり0.5だけ切り捨てられる訳ですね?

ほぼ、正解。
ただそれには条件がある。

例えば相手が大体防御力が均等な50武将で籠っている場所に兵10で攻撃した
みたいなケース。

相手側の50武将で均等に被害を割ったとすると、
1武将あたり、10/50 = 0.2 → 切り捨て0 × 50 = 被害0

これを見て、
「1武将あたり大体平均して0.5ぐらいずつ切り捨てられているはずなんだから・・・
0.5 × 20 = 10だし、おおよそ20武将ぐらいいるのかな?」
みたいな推測は全く意味が無い。

上の推測は2つの意味で残念なのである。


①ノック兵数が少な過ぎて全て0で切り捨てられてしまった
②10を50で割ったら、0.2。
つまり1武将あたりの平均的な「切り捨て」量は0.2前後と推測される。
「切り捨て」量の平均が0.5になる、という上の話と食い違う・・・

まず、①について。

イメージで言えば、小さなホールケーキを大勢で切り分けていくと
1人アタマの取り分が限りなく小さくなっていくのに似ている。
この1人アタマが切り捨て0になるレベルに“僅か”だと「切り捨て」れば最初から全く無かったのとほぼ変わらない、となる訳だ。
あまりにもケーキが小さ過ぎたのが問題点である。

そして、②についても①が絡んでいる。

例えば、上の50武将防衛の拠点に兵1000で突っ込んだとしよう。
これを上の例と同じく各武将で均等に被害割り付けすると、
1000 / 50 = 20
大体20近い数字が割り当てられている事になる。
でも、この20というのは当然ピッタリな訳が無い。

ある武将は19.2だったり、ある武将は20.8だったり、
少し防御力が低い武将はもしかしたら21.6かもしれないし、廃スキル積んだ強武将なら18.3とかかもしれない・・・

みたいな感じで、20ならばまだ被害兵数が『揺れる余裕』があるのだ。
この『揺れる余裕』がある程度は確保されていないと、「切り捨て」量平均が0.5だとは言えない。
上の兵10ノックだと、20の部分が0.2な訳で・・・

ある武将は0.192だったり、ある武将は0.208だったり、
少し防御力が低い武将はもしかしたら0.216かもしれないし、廃スキル積んだ強武将なら0.183とかかもしれない・・・
全部かわんねーだろ! と。

ある程度大きなケーキならば、切り分けた時に
「お前のケーキのが大きい」
とか不平が出たりはするかもしれない。

だが。あまりにもケーキが小さすぎると
「お前のも俺のもどっちもミジンコ。大きいも小さいもないな・・・」
となる訳である。

かなり感覚的な喩え話で済ませてしまったが・・・大丈夫だろうか^ ^

つまり、

相手の配置武将数よりもノック兵数がある程度多い事


これが成り立たなければ「切り捨て」平均が0.5だとは言えないのだ。

●    ●    ●

でも、この平均0.5の話が成り立つとすると。
武将数を大雑把にだが把握する事が出来てしまう。

平たく言えば、相手側の武将2名につき、1だけ削れる量が減るという事なのだから。

基本的に、相手の配置武将数の2倍以上のノック兵数ぐらいあれば
大丈夫な気がする。あくまでも目安、だが^^;

兵10ノックをして兵5削れた、という場合ならば。
→ 5だけ削れる量が減った → 5 × 2 = 10武将前後だけ相手側の防御武将がいる
→ だが、もし10武将居るとすれば兵10ノックでは条件ギリギリ。
※ここでもまさか10武将と大きくずれるとは思えないので、
悪い方向に+1or+2ぐらいだな、な感じで予測しておいても止めてもOK。
→ もう一度兵30ノックをしよう
→ 兵30ノックだと、兵24削れた
→ 6だけ削れる量が減った → 6 × 2 = 12武将前後だけ相手側の防御武将がいるな

とかいう流れに持っていくのが無難な感じがする。
私が兵30ノックを推すのは、
逆算すれば相手側の武将数が15名前後ならそれなりに近い値が出るから。
これぐらいな感じなら盟主城や一流ランカーの城以外ではある程度常に条件は満たしていると考えるからである。

最後に。この種の話はあくまで目安であるという部分をお忘れなく。。
そして、防御剣豪に類する自動地雷武将が含まれている場合はこの限りではない^ ^

16 件のコメント:

  1. 10でノックした時・・・
    (10-敵被害)*2+1or0  
    敵被害>0とする
    でいいのですね?

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  2. アバウトにそんな感じですー
    プラス1or0、と書いたのは、考えるなら悪い方の自体を考えて動くべきだと思うからです。

    ただし。
    出城に10ノックして5だった、だから攻めなかった・・・
    こういうのは実は陰で防御剣豪、富田が暗躍していて実際はそんなに強くは無い、という例がかなりあったり。。
    という事で、次回へ続きます^^

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  3. 10ノックは相手が30コスか40コスかがざっとわかるくらいのノックやね
    30コスなら13名~15名防御に大体なるので
    相手被害は6~7切り捨てられ3~4に
    40コスなら17~20名フル武将配置なので
    相手被害は8~10名切捨ての2~0
    加勢があればさらに切り捨てられるスキルが報告書に出なければ加勢があるかは同盟ポイントで判断するしかないね
    また騎馬10ノックの場合は相手が槍が多く配置されかつ低コスパの武将、濃姫、竹中、上の防御剣豪各種etc・・・
    だった場合0・8被害とかが多発してほとんど切り捨てられてしまう
    ソロで広く展開し多くの出城の中から攻略しやすい相手を探すにはいいけど有効兵種で合流仕掛けよう
    って場合にはまず信頼性はかなり低くなる
    濃姫、塚原なんかはスキルも発動しないことが多いからさらに厄介
    30ノックは剣豪やLV20の内藤、九鬼、糟屋などが2%上限をクリアするので使いやすいね

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  4. Hidさん、らんだまさん
    参考にさせてもらいます。
    ありがとうございます

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  5. また、質問ごめんなさい。
    騎馬10ノックした時に相手の被害兵数が8だったので武将数が4だと考えて、
    次に敵の配置兵科のバランスをしらべようと
    騎馬*10
    弓足軽*10
    足軽*10
    で突っ込んだところ相手被害兵数が
    槍7
    弓13
    馬2 の22人でした。
    で、実際数回攻めたところ、武将数は4人でした。
    前置きが長くなりましたが
    ①なぜ、騎馬10の方が正確でバランスは大きく外れたのですか?
    ②騎馬*10
    弓足軽*10
    足軽*10
    で攻めた場合、敵の被害兵数が多い兵科が配置兵数が多いのですか?
    以上の2つの質問に答えていただけると幸甚に存じます

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  6. 詳しいノックの結果、戦闘結果みたいなのを良ければ教えて下さい^^
    興味があります・・・

    ①については・・・
    まずパッと思いつくのは自動地雷、もしくは極端に兵の積み方が少ない武将が混じっている可能性。
    あと、実際に攻めた時に相手側の合計被害が3千未満だったりした場合(ほぼ兵1防御に申し訳程度に兵を積んだ程度)は、下手すればバランス30ノックの総攻自体が相手側の総防の1/4以上になってしまうという事も稀にはあります。。

    あと・・・
    これは自分のブログでこのような議論を展開しておいた上で言うのは逃げ道を作ったような感じにはなるのですが、
    常に「居留守」の可能性が実際にはあるんですよね・・・
    普通に防御武将を配置して、普通にそれらの武将に兵満載で守っていれば上のような差異はなかなか起こらないものだと考えます。。
    ただ興味深い事例であることは確かですね。

    ②については、
    一般に敵の被害兵数が多かった = その兵科を積んだ武将数が多かった、となるので普通は多く溶けた兵科が配置兵数が多いです。
    バランスノックをした場合、という仮定が付きますが^^

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  7. まず考えれるのは以下の5つかな
    ①自動地雷での被害の誘導
    ②一回目のノックを見て加勢が入れられ
    そして3種ノック着弾
    その後加勢を引かれた
    ③将攻が2%に足りていない
    ④そもそも相手の総兵数が一ケタ台
    ⑤アクティブでノックだったのでその後部隊を陣張りなどに出したため1部隊しか残ってなくてそれで防御した

    戦闘結果を見ないとなんともいえないですね・・・

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  8. 一応解決法を
    ①なら強めの剣豪ノックを送ればOK
    ②はスキル発動とかで判断するかまわりに加勢されそうな拠点があるか
    ③これはまず10ノックではおこらないね・・・30ノックではよくする人がいますが統率込みで将攻が500以下だと上限が10までいかないんよ
    ④これはそのまま
    ⑤アクティブかどうかは報告書、陣への攻撃、3種ノックは槍の速度なのでやたらと相手が弓が多い場合はアクティブで弓多目の編成で迎え撃ってきてる場合がある

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  9. 詳しい解説ありがとうございます。
    では、最初のノックから書いていきます。
    右が私、左が敵です
    上から、槍、弓、馬とします。

    一回目
    0     0
    0     8
    10     0
    スキルなし

    二回目
    10      7
    10     13
    10     2
    敵:槍衾LV1

    三回目
    被害甚大
    1452    851 
    0      584
    4128    1132
    敵:騎馬隊布陣LV1、槍衾LV1
    私:槍隊挟撃LV1

    四回目
    被害甚大   被害軽微
    0         1341 
    4776       459
    0         494
    私:槍隊奇襲LV1

    五回目
    被害甚大      被害甚大
    0           1479        
    3805         470
    0           418
              負傷武将:2人
    スキルなし

    六回目
    勝・被害軽微    負・壊滅
    101         1282 
    294          0
    0           0
    私:弓撃の真髄LV1

    七回目
    ともに、被害なし



    というかんじです。いかがでしょうか?

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  10. ↑に間違いがありました。
    左が私で、右が敵です。
    もう、読まれたなら、非常に申し訳ありません

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  11. 詳細データありがとうございます。
    私が思う所は。。
    ①1撃目の10ノックと、2撃目のバランスノックがやはり繋がっていない感じを受けます。
    自動地雷で極端に弱い弓武将をセットしていたか、アクティブだったかのどちらかかと……
    ②2撃目ノックを見る限りでは、
    相手は弓多め、馬少なめの構成で守っていると一般には推測できます。
    が、3撃目の攻撃部隊は馬3槍1でしょうか?
    馬が主な部隊に対してあろう事か弓が一番溶けていません。
    これ以降の攻撃で弓がまだ残っているので、極端に少ない弓を積んでいてそれが全滅したわけでもなさそうです。
    これはどうみても2撃目と3撃目の間に何か変化があったことは確かだと思います。
    ③それ以降のログでは、明らかな槍重視の受けになっていますね。
    上の変化を察知して弓単での追撃に切り替えはお見事です。
    ④5撃目と6撃目から、(多分6撃目の相手側壊滅の時に負傷が2名だったのでしょうか?)
    最終的に残っていた武将が槍2弓1馬1の計4武将、だったわけですよね。
    でも……ここまでの3,4撃目、相手側に計5千の損害を食らわせても甚大判定が出なかった。
    これは1部隊の守備ではほぼあり得ない。スキルなどから見ても、相手側の防御レベルは精々一部隊で1万兵積んでいるかどうか、と言ったところでしょう。
    これは、相手側が途中に補充をしたか、複数部隊がいたのかのどちらかでしょうね。
    でも、初めから複数部隊で守ることができるならあえて一部隊で守ろうとする理由が無い。
    途中は確実に複数部隊が守っていたのではないでしょうか?
    おおかた、相手側の兵が尽きて自分の手持ち武将の中で一番強い武将だけ残して一部隊、残兵を積んでの最後の抵抗だった……
    みたいなストーリーではないでしょうか。

    ・・・かなり私の主観、想像が入っていますがやはり相手がアクティブor加勢が出入りしていた、みたいなノックでは簡単には測れないことが裏側で起きていたのではないでしょうか、
    というのが結論です。

    長文失礼しました^ ^;

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  12. おそらくアクティブか加勢のどちらかですねこれだと
    おそらく加勢ですが

    まず相手武将負傷
    普通なら一気に全員負傷しますがずれがあるので加勢か
    アクティブで武将を入れ替えてたかになります
    アクティブなら兵を補充するでしょうから7回目の攻撃で勝利できませんからまず加勢ですね。もしくはアクティブでももう予備兵が少ないので諦めたか、防御クエスト達成したからそれ以上兵の消耗を避けたかです

    それはさておき
    まずかなり攻め方がまずいです
    1回目ノックと2回目ノックでこれだけ結果が違うなら
    陣に攻撃しアクティブかどうかたしかねたほうがいいです
    またやたらと弓が多いのもめちゃくちゃ怪しいです

    さらにこれでアクティブじゃなかったとしても
    弓の比率が高いところに槍を入れてるのはナンセンスです
    これなら弓攻めでしょうね
    弓が無いなら騎馬ですが相手総被害からは30コスか40コス防御もありえる感じなのでソロで攻撃自体があまりお勧めできません
    ただ相手被害を見てる分には総兵数はそんなに多くないのと砲防が無いところを見るとシーズン中盤まで進んでない感じですかね鯖が?
    3すくみ攻略は
    有効兵種で攻める<不利な兵種で攻めない
    を優先しましょう
    上の結果なら弓攻めです
    その後騎馬攻め
    また兵種は混合ではなく単一兵種でそろえないと総攻が結構違ってきちゃいますよ・・・

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  13. らんだまさん
    確かに同時に一斉武将退場、では無いのはポイントっぽいですね。
    攻撃側が二回連続で弓単でアタックしてきてるのに最後の負傷が槍武将、つまり一番最近に入ってきた武将が槍武将というのも確かに妙。
    アクティブでの対応、という線では無理がある説明かもですね……
    ただ、加勢としても2撃目から介入したにしては追加加勢が無かったりという不思議感も……

    こういう、具体的に裏で何が起こっていたのかを考えるのも面白いですねぇ。

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  14. ありがとうございます。
    1250戦功欲しかったのと、兵士が余ってたので行っちゃいました(^_^;)
    加勢ですか~・・・なるほど
    コメント頂くまでは、弓が多い=弓兵数が少ないから被害が多いと勘違いしてました。
    あと、ワールドは中期です。

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  15. 相手がアクティブかどうかは実際なかなか判別は不可能ですが
    一応以下のことを行うと信頼性は高くなります

    今アクティブかどうか?

    ①合戦報告書が1時間以内に更新されている
    余裕を見るなら2時間~3時間

    ②陣にノックを出し兵を配置してきたら
    (本領や出城は居留守をよく使われます)

    ③拠点への2重ノック(一発目が空城だった場合)


    アクティブ率が高いかどうか

    相手の城主画面で
    ①戦功順位を見る。大体戦功上位者は参加時間も比較的に長い方が多いので

    ②相手の陣を確認
    陣が多かったり、拠点に横付けの陣が多ければそれを管理する自信があるのでしょうから

    ③格付けで防御Pが攻撃Pに比べて格段に高い
    地雷をよく仕掛ける城主の危険性があります

    他にも色々調べ方はあるんですが結構めんどくさいことがおおいので・・・・・参考までにどうぞ

    返信削除
  16. らんだまさん、ありがとうございます

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