2012年5月3日木曜日

ノックを考える⑪ ~キャップ防衛は可能か?

以前、キャップ理論については話をした。
とりあえず総攻の2%の分だけ兵を積んで相手に突撃すればよい、と。
ではでは。その逆を考えればどうなるのか?
端的に言えば。
『とりあえず総防の2%の分だけ兵を積んで攻撃を迎え撃てばどうなるのか?』
これが今回のテーマ。
主に防御剣豪の有効な使い方について考えてみよう、という趣旨であります。
もはやノックの話でも何でもないですが。
キャップのお話の延長線上にある記事なのでノックを考えるに分類(笑)

◆     □     ◆

キャップ攻撃だと、『積んだ兵の数だけ相手の兵を削れる』というのがウリ。
では、キャップ防衛をすると・・・同じ事が出来るのだろうか?
積んだ兵の数だけ相手の攻撃兵を削れたりとか、しないだろうか?
以前は、こんな事を考えても使い処に困るだけだと思っていたのだが・・・
最近は少しは意味があるのではないか、と思う事がしばしばある。

例えば。
明らかにランカーな方が陣に突撃してきたら。
急いで敵襲ランプを確認すると、1分ちょいの敵襲。
高速赤にしては・・・やや遅いよね・・・
でもこの人、過去のログから見るとどう見ても速度極は余裕で揃えてる人だよね。。
※まぁ、過去ログを見ている時間なんてないですけどねww
持ち兵にあまり余裕はない。

こういう時、どうするべきだと思います?

どうせ兵急いで積んでも美味しく頂かれてしまうだけ。
キッチリした防衛部隊も持っていないし、見栄えのする砲防部隊も無ければ
受けるだけ無残な結果になるのが目に見えている。
というか鉄砲自体あんまりない(笑)
でも、無血するのも嫌だ。赤500だったらただのチキンじゃないか。
ただでさえ敵襲が少ないのに貴重な防御の機会をやすやす逃すわけにはいかない。
もし高速赤ならば急いで槍単をセットすればPウマーできる。。
逡巡・・・おっと、そんな時間じゃない。ともあれ急いで部隊セットだべ。
悩む暇があれば手を動かせ! とりあえず兵詰め込んじゃえ!
敵襲過ぎ去ったかな・・・と思って地図をクリックすると、元々自分の陣だった場所が
相手の領地に変わっていた時のがっくり来る気持ちが。。
まんまと誘惑にやられた・・・受けなけりゃよかった・・・orz

・・・というパターンが3期になってようやく分かって来たから^^;
ま、それでも繰り返すんですがね(笑)
皆様も経験があるのではなかろうか。
自分が配置した兵数の数だけ相手を溶かす事が出来て、
もし剣豪や兵500での陣アタックだったとしても陣が落ちない程度の防御
みたいなのが出来ればそれなりに使い道はあるのではないか、と。

それにある程度以上の防御剣豪を持っている方ならば、
再序盤でない限りは兵1で使うのは勿体ないと私は考えます。
もっとも、偏った兵の積み方をすると被害兵数が偏ってしまい相対的に
防御力が低い防剣が下手すれば兵0落ちしてしまう場合も考えられる。
なのでケース・バイ・ケースであることは確かですな。。

◆     □     ◆

この種の考察のスタート地点は、とりあえず被害兵数公式。
まずはキャップ攻撃の『2%』という数字がどこから出てきたのか、というのを復習してみる。

ノックを考える⑤-1 ~ 兵被害の限界点(前)~
ノックを考える⑤-2 ~ 兵被害の限界点(後)~
ノックを考える⑥ ~キャップ理論~

この辺りのお話である。
キャップ理論『2%』のミソは、(相手側から見ると)勝利時の被害兵数公式より
0.4 × ( 攻撃側の総攻 / 防御側の総防 ) × 防御側の総兵数
この公式を変形して、

0.4 × 攻撃側の総攻 × ( 防御側の総兵数 / 防御側の総防 )

とすると、『防御側の総兵数 / 防御側の総防』の部分がおよそどんな部隊でも定数になる。
何故ならば、逆数にして『総防÷総兵数』というのを考えるとこれは、
『兵1あたりの防御力』というのとほぼ等価である。(将防は一切無視しての大雑把な話)
で、その値は(率いる武将の統率はBとして)
長槍部隊ならば16。武士部隊なら18。鉄足部隊なら26、というような感じで
要は兵科の防御力そのまま。で、これらがごちゃ混ぜになって大体は平均20だとすると。

これの逆数、『1/20』が防御側の総兵数 / 防御側の総防の部分に代入出来て。
よって、 0.4 × (1/20) × 攻撃側の総攻 となり、

0.02 × 攻撃側の総攻

という形となる。これより総攻の2%というのが出てきたのだ。
・・・みたいなのがざらっとした復習。

この話の中で一番大事なのは、
防御側の総兵数 / 防御側の総防が定数になる
という点。これはおさえておく。

★   ☆   ★   ☆   ★

これを比較材料としてキャップ防衛を考える。
理想は、こちらの防衛兵数=相手の被害兵数となるような場合を探す事。
使う式は上と同じ。違うのは、上では相手が「防衛」勝利時の被害兵数公式だったのが、
こちらでは相手が「攻撃」勝利時の被害兵数を考える事になる点。

0.4 × ( 防御側の総防 / 攻撃側の総攻 ) × 攻撃側の総兵数

これが相手が勝利時の被害兵数。
ここで定数となるのは何処の部分か・・・上のそのまんまですよねw

0.4 × 防衛側の総防 × ( 攻撃側の総兵数 / 攻撃側の総攻 )

攻撃側の総兵数 / 攻撃側の総攻』の部分がおそらくは同じ感じで定数に近くなる・・・?
逆数を求めて、攻撃側の兵1あたりの攻撃力は・・・
赤なら、21。騎鉄ならば26。
ならば、ざっくりと25ぐらいにしておくか。・・・今回は多分これだと上手く行かない^^;

今回の場合は、スキル発動によっての攻撃力上昇が無視できない。
防御側の総防がスキル発動で2倍以上になる、みたいなのは相当防御スキルを鍛えている人でないとなかなか無いだろう。防衛側は複数部隊で守る。かつ、コスト重視で守る。
3部隊、4部隊で守れば総防はざっくり見て60万、80万。
それぞれの部隊でスキルによって+100%以上の防御力UPが発揮される、というのは
なかなかに尋常ではない。
が・・・攻撃時は複数部隊じゃなく、自分の持っている中でおそらく
一番兵科適正が高く、兵も沢山積めて、スキルが強力な武将を4将選んで攻撃するのが普通。
プロイクサーが、何故騎鉄1部隊だけで複数部隊をやすやすと貫けるのか?
天ALL4将に騎鉄を積んでも、それ単体だけではおそらく総攻は40万ぐらい。
それに更に凄まじいスキルを加え、鍛える事によって
総攻100万を叩き出す方もおられるのだ><
剛撃、烈火や剛勇、天武将の強力な初期スキルがALL.LV10になって
複数連鎖発動すれば、軽く+100%超なんてのは出てしまう。

なので・・・多分、兵1あたりの攻撃力、だけではダメ。
これを2倍ぐらいして・・・廃様相手ならば40ぐらいで見積もっておいてちょうど
(もしくはやや低め)ではないだろうか。
これを逆数にして、1/40。式に代入すると、

0.4 × (1/40) × 防御側の総防

となって、

0.01 × 防御側の総防

が攻撃側のおおよその被害兵数となる、と考えるのが妥当かな、と。
ただし。当然、そんな凄まじい方ばっかりな訳では無い。通常ならばもっと下、40を30とかにしてもも案外いけると思う。
以前作ったこのグラフ。
横軸の数字が、20とか40とか言っている数字である。
縦軸が、それに合うパーセント。
40ならば、0.01。総防の1%の兵を積むのが良いのではないか、という感じ。
グラフは右下がり、下がっていくにつれて傾きが緩くなっていくので
とりあえず1%積んでおけば大抵の場合はほぼ
こちらの防衛兵数=攻撃側の被害兵数
で釣り合うんじゃないかな。

今回の合戦で、とりあえず慌てて★2と★1防剣に計600兵余を詰めての対騎鉄防衛の
ログが取れたので・・・紹介^^
高速騎鉄だったので兵きっちり揃えて配置、みたいなのが出来なかった。
それにおそらく慌ててやってたので1%にはなっていないw
が、長槍と長弓で騎鉄500を溶かせているのがわかる。

それに、運が良ければ・・・こんな事も。
これも確か★2と★1防剣の1部隊4将に、槍150, 150, 100, 弓100の計500を積んだかな。。
中級兵4百で防御P2600は美味しいと思う。
※もちろん、コストが足りてたらがっつり防衛したかったですよ??w


防衛するかどうか悩んだ時には、とりあえず1%防剣で防衛しておけばOK
と考えれば楽です^^ノ

という事で。まとめ。

~~~
兵1防御や、防御剣豪には
とりあえず総防の1%の兵を積めば、兵1よりはいいんじゃない・・・かな?
~~~

余談。

『2%』とか『1%』とか言っているのは厳密には、
兵を積んだ状態で、総防の『2%』や『1%』の兵を載せる、という意味です。
例えば上のマイ富田さんならば、長槍150積んだとすると、
パッと見では、将防11535にしては少し多めに見えますが
(11535 + 150×16 ) × 1.05 = 14631。
これの1%なので、146。150で大体ピッタリなんです。
まぁ・・・ちょっと多めに載せておく、ぐらいな意識でちょうどいいかと。
ピッタリをいちいち計算してたらやってられないですしね。
細かいとこ気にしても誤差ですよww

6 件のコメント:

  1. え・っ・ち2012年5月3日 1:42

    最近防御剣豪育ててる自分も使い方研究してるところでした
    情報提供できるシチュがあったら協力させていただきます

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    1. え・っ・ちさん、剣豪マスター目指して頑張ってください!
      今回の合戦でも凄かったではないですか・・・
      無課金剣豪マスターとして、会心の一撃をまとめたSSなど送ってくだされば記事にしますよ?(笑)

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  2. 21匹目或いは22匹目の鯖の煮つけ2012年5月3日 11:18

    兵2%つんで突っ込んでもたまに理解できない損害比になることがあったんですが(特に鯖序盤は多かった)
    自分でも防衛剣豪だろうなとは思ってたけど今回の記事で納得できました。
    防御側の総兵数 / 防御側の総防を定数としてたんですね^^;
    2%理論使用してるけど、中身理解してなかったよw

    剣豪同士だとどうなるかは、定数かできるとこがないから
    結果はやってみるしかわからないんでしょうね。

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    1. 理論を理解していると、逆を考えれば削れ方がどれぐらい甘いかで相手の兵1あたりの防御力を想像出来たりもしますし・・・応用が利きます^^

      ですね。
      うーむ、剣豪は兵1あたりの戦闘力が馬鹿みたいに高く、かつレベル・ランクによって大幅に上下するので一般論として考えるのは難しいのですよね。。
      ランクが高くて、スキルが強い方が勝つ、としか・・・w

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  3. いつも質問ばかりですいません。

    0.4 × 攻撃側の総攻 × ( 防御側の総兵数 / 防御側の総防 )

    と言うことは、天影=all鉄足なので

    0.4 × 攻撃側の総攻 × 1/2 =0.01538462
    となるので、天影に剣豪で攻撃する場合は1.5%キャップになる
    ということでいいのですよね?

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    1. こちらこそ、毎度毎度の亀返信ですみません。。
      はい、おそらくそれで理論上はあってるかと思います!
      影はall鉄防衛で、相性補正はありませんので、(時間に余裕があれば)一番適性のいい兵科を積んでアタックですねー

      また、影に実弾突撃をした時には、キャップ率から逆算すれば自分の部隊がどれぐらいの攻撃力を出しているのかがおおよそ分かったりもします^^

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